火傷(熱傷)|藤が丘南口クリニック

火傷(熱傷)|藤が丘南口クリニック

皮膚科・皮膚アレルギー科

火傷(熱傷)

その他

火傷治療は、最初の2週間の治療が非常に大切になります。この時期に、いかに適切な治療を受けるかによって、その後の経過も違ってきますし、どのような状態で治癒するかもある程度決まってくると思います。従来の火傷治療においては、保険治療の限界ということもあり、色素沈着・色素の脱失・ケロイド・火傷痕が残った場合には、症状が出てからそれに対する治療を考えるということが一般的となっています。しかし、出来ることならば、治療の初期から後遺症の残らないように努力していくことが大切なのではないかと当院では考えています。火傷の程度によっては、何らかの症状や傷跡が残ることを避けられない場合も当然あると思います。しかし、症状が残った場合でも出来る限り後遺症が少なくてすむように、少しでも範囲が狭くてすむように早い時期から努力していくことが非常に大切です。

最近は湯たんぽによる低温やけどが非常に増えています。長時間かかって徐々にやけどを起こすので、かなり深いところまで炎症が及んでいることが多く重症です。 普通の熱傷に比べ、受傷してから数日~数週間たってから受診する方が多いのも特徴で、 なるべく早く受診して頂きたいと思います。